松江で暮らす

松江に転勤。暮らしを立ち上げる最初の3か月

転勤の内示が出て、住む場所は決まった。でも「着いた翌日、何をどこで買えばいいのか」がまるで見えない——松江に来る方から、この手の相談をよく受けます。観光の情報はいくらでも出てくるのに、皿とタオルと収納の話は誰も書いてくれない。この記事は、松江で暮らしを立ち上げる最初の3か月を、買う順番と見分け方という実務に絞って整理したものです。

最初の一週間に本当に必要なものは、思っているより少ない

引っ越し当日、段ボールを全部開けようとして力尽きる人が多いです。まず割り切っていいのは、最初の一週間で必要なのは「食べる・寝る・洗う」の三つだけという点。

食べる:茶碗と汁碗、平皿を一人分ずつ、箸とスプーン、鍋一つ、フライパン一つ、包丁とまな板。寝る:寝具とカーテン。洗う:バスタオル二枚、フェイスタオル三、四枚、洗剤類。

これ以外は、後から「無くて困った」と気づいた順に足していくほうが結果的に無駄が出ません。特に食器は、着任直後の一週間で「自分が家で何を食べるか」が見えてから増やすのが正解です。単身赴任で外食が多い人が最初に大皿を買っても、たいてい使いません。

買う順番は「一日に何回使うか」で決める

生活用品の優先順位で迷ったら、値段でも見た目でもなく、使用回数で並べてください。

一日三回使うもの(汁碗、箸、タオル)は、多少値が張っても手に馴染むものを。週に一回のもの(来客用の皿、大きめの鍋)は、しばらく無くても暮らしは回ります。この順番を守るだけで、最初の出費が「使うもの」に集中します。

もう一つ、転勤族ならではの視点として、次の引っ越しで持っていけるかどうか。数年で動く可能性があるなら、重くて割れやすい大物より、軽くて重ねられるもの、部屋の広さに依存しない小さめの家具のほうが後で楽になります。逆に、タオルや食器のように毎日触れるものは、多少荷物になっても気に入ったものを選んだほうが、慣れない土地での気分が違います。

収納は「買う前に測る」。ここでいちばん失敗する

生活用品の失敗として圧倒的に多いのが収納です。理由は単純で、部屋の寸法を測らずに買うから

測っておくと後悔しないのは、次の四か所です。

  1. 押入れやクローゼットの内寸(幅・奥行き・高さ)。特に奥行きは物件によってかなり違います
  2. 洗面台下と洗濯機周りの空き寸法
  3. シンク下と吊り戸棚の高さ
  4. 玄関の靴の量に対する下駄箱の段数

スマホのメモに数字を入れておけば、店頭でも通販でも判断できます。ここを飛ばして「なんとなく良さそうな箱」を買うと、二センチ足らずで入らない、という事故が起きます。

そして順番として、収納用品は荷解きの最後に買うのが安全です。先に箱を用意すると、箱に合わせて物を残してしまう。逆に、荷を開けて「これは要らない」を決めたあとなら、必要な容量が正確に分かります。

松江の暮らしで、先に知っておくと段取りが変わること

土地の勝手として、生活用品の選び方に直接効いてくる話をいくつか。

雨と湿気が前提の洗濯計画。山陰は曇りや雨の日が続くことがあり、外に干せない日を織り込んでおくと楽です。室内干しのスペース(物干しスタンド、竿受けの位置)と、除湿の手立てを早めに考えておく。バスタオルは、乾きの早い薄手を多めに回すほうが、厚手を少数で回すより現実的な場合があります。

冬の数日。松江でも年に何度か雪が積もる日があります。玄関に置く手袋、車のスノーブラシ、足元の濡れを受けるマット。冬が近づいてから探すと選ぶ余裕がないので、秋のうちに一つずつ。

買い物は車前提になりやすい。まとめ買いが基本になるので、保存容器と冷凍用の器、そしてエコバッグより大きめの箱やかごが役に立ちます。徒歩圏だけで完結させようとすると、最初の数週間で疲れます。

どこで揃えるか、という話

ここまで来て、ようやく買う場所の話です。生活用品は大きく三系統に分けると考えやすい。日用の消耗品(洗剤、ラップ、ハンガー)は近所で回数を減らして買う。家電と大物家具は入居前後に一度で決める。そして毎日手に触れるもの(食器、鍋、タオル、かご)は、実物を見て決めたほうが後悔が少ない。厚み、重さ、持ったときの重心、タオルなら乾きやすさに関わる生地の目——写真では分からない部分が、毎日の使い勝手を決めてしまいます。

松江でその「実物を見て決める」買い物をするなら、暮らしの雑貨の売場も選択肢に入れてみてください。HAUSは松江西ICから車で数分、駐車場もあるので、荷解きの合間に寄って現物を手に取り、サイズや使い方を相談しながら決められます。スタッフはどの売場にも立つので、器のことを聞きながら「この寸法に入るかご」の話までまとめて相談できます。もちろん、全部を一か所で揃える必要はありません。急ぎのものだけ先に決めて、残りは暮らしが見えてから、で十分です。

馴染むまでの数か月は、決めないことも決断のうち

新しい土地では、最初の一、二か月は判断がぶれます。部屋の使い方が固まっていないので、「ここに棚があると便利」と思った場所が、三か月後には通り道になっていたりする。だから、急いで決めなくていいものを先に決めないのが、いちばん効く節約です。

具体的には、大きな棚、ラグ、照明、来客用の食器。この四つは後回しでも生活が止まりません。逆に、寝具とカーテン、毎日の食器とタオルは早めに整えたほうが、心の落ち着きが早い。

うまくいかないこともあります。物件の造りは想像と違うし、通勤の時間帯によって買い物に出られる曜日も変わる。最初に立てた計画は、たいてい一か月で作り直しになります。それは失敗ではなく、暮らしが土地に合わせて形を変えている途中です。

三か月経つと、行きつけの店と、雨の日の洗濯の回し方と、週末の買い物の順番が決まってきます。そこまで来れば、松江の暮らしはだいぶ楽になっているはずです。それまでは、必要なものを必要になった順に、一つずつでいい。焦って全部揃えなくても、暮らしはちゃんと立ち上がります。

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